・・・ 博物館・科学館は楽しいよ ・・・ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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▼2020/11/13:仙台市郊外にある仙台市天文台に行ってきました。ここには2017年にも一度来ているのですが、一部の展示がリニューアルされたので見てきました。部分リニューアルなので、それほど大きくは変わっていませんでしたが、これまでは太陽系の惑星を中心にしてストーリーを展開されていたのですが、リニューアルでは惑星という視点ではなく、一つの天体として、星の性質というような切り口で展開されていました。恒星が光る色についてスペクトルから見るちょっとむずかしいけども大切な話として紹介されていました。昨今のコロナ禍で、どの科学館もお客さんが体験したり、スタッフから積極的に説明したりということが難しくなっている状況ですが、仙台市では市博物館もそうでしたが比較的ゆるいようでコロナ対応で体験を中止しているアイテムはほとんど無かったです。子供たちもしっかり体験していました。▼2017/12/14:東京の「葛西臨海水族園」の特設展「見えない海の生き物たち展」の展示の計画をしました。内容は「小さくて見えない」「隠れていて見えない」「周囲に溶け込んでいて見えない」というようないろいろな理由で普段、私たちの目につかない海の生き物を紹介する企画展です。元々が見えにくい生き物なので、それらを子供たちにも興味を持って見てもらえるようにするには、子供たちが体験的に見てもらえるようないろいろな展示の工夫が必要です。プランクトンのような小さな生き物はシャーレの中で動いている様子を投影器でライブ投影したり、珪藻などのような肉眼で見えないような小さい生き物は顕微鏡で見てもらい、魚の体内に隠れている寄生虫などは標本で展示するだけでなく寄生虫の姿を顔出しのパネルにして来館者自身に寄生虫になってもらって撮影スポットとするなど、体験的に楽しめるしかけを工夫しました。これまであまり生き物の展示を計画したことがなかったので、とても良い経験になりました。▼2017/05/11:越谷科学技術体験館に行ってきました。埼玉県越谷市にある科学館で2001年に開館した施設です。当時の提案コンペには私も参加した記憶がありますが取れませんでした。その後開館してからどのようなのが出来ているのか見に行ったことがあるのですが、いくつかの展示物がテーマに合せて配置されているという事もなくバラバラのテーマの展示装置が漫然と並んでいるという印象でなんとなく工事途中のような印象を受けました。開館して15年経て、そこがどんなふうに変化しているかと久しぶりに行ってきました。全体の展示はあまりかわっていなかったのですが、なんとそこに科博の新館(現地球館)の計画時(1668年)に私が計画した「ボールレース」という展示装置が置かれていました。3つのコースにボールを転がしてどのコースのボールが早くゴールに到達するかという体験装置です。当時の科博の新館2階には「身近な科学」とう理工系の体験アイテムを集めたゾーンがあったのですが、その中の展示の一つです。「身近な科学」が新館から地球館へとリニューアルするときに「身近な科学」エリアも解体されて、各地の科学館に展示物を譲渡したのです。その一つが越谷に来たということです。同じように大宮にあった東京電力のPR施設「TEPCOソニック」で展示されていた展示装置が2011年の東京電力の福島原発の事故に伴いこの「TEPCOソニック」も閉鎖されたので、そこにあった展示物が譲渡されてこの越谷に来ていました。「回転鉄棒マン」という磁力の反発を利用した展示装置でこれも私が設計した懐かしい装置です。▼2017/03/23:浜松にあるスズキ自動車の企業博物館「スズキ歴史館」に行ってきました。浜松駅からJR東海道本線を豊橋の方に1駅行った高塚という駅の近くにあります。スズキ自動車が織機のメーカーとして始まった創業の歴史の紹介と、現在のスズキ自動車の広がり、そしてヤマハ、河合楽器、ホンダなどいろいろなモノづくりが生まれた遠州という地域の産業や歴史を紹介するコーナーで構成されています。。正直言いますと私はトヨタ自動車が自動織機で大きくなり、やがて自動車を作り始めたのは知っていましたが、スズキもそうだったとはこの歴史館に来て初めて知りました確かに自動織機を作るには金属を加工する技術と精度の高い木工技術が必要ですから、その金属加工と木工の技術が自動車や楽器製造などへと広がったのは十分考えられます。こうした機械メーカーの展示では定番の産業ロボットの展示がありましたが、ここではよく見られるような小型のロボットアームのデモンストレーションではなくて、自動車のドアを取り付けるような大型部品のデモンストレーションなので、動きが大きくダイナミックで、動作も早くて結構迫力があり面白かったです。▼2017/01/26:久しぶりに茨城の自然博物館に行ってきました。この博物館も浜松科学館や六都科学館と同じ設計事務所「環境デザイン研究所」が計画したもので、展示も似た部分が多々あります。この茨城自然博物館は展示テーマも広く、地質や恐竜、海の生き物や動植物、そして宇宙と多岐にわたっています。写真の展示は海の生き物のコーナーの展示室で吹き抜けの展示室のデッキ部分から下のフロアを見たものです。平面で渦のような丸い形の展示ケースの中には、いろいろな海の生き物、そして、その丸いケースの上面には集まっている小さな魚を狙う水鳥など、周囲には水面をと飛ぶイルカやトビウオなどを配置して、海の1シーンを造形にしています。行った時には「外来生物」についての企画展をやっていました。ペットや観賞用で飼われていた動植物や、渡り鳥が運んできた物などを紹介していました。企画展の展示は館のコレクションのいろいろな生き物の拡大模型などと共に、シンプルな「めくり式展示」で構成されていました。。「めくり式展示」とはグラフィックや展示ケースにカバーの板がかぶさっていて、それを来館者が自分でめくって見るという単純な展示です。この「めくり式」の展示は昔からの展示手法ですが、「隠してあると見たくなる」という人間の心理を刺激するようで、皆さん楽しまれていましたこれらのめくり式の展示はあまりコストもかからないで作れますので、工夫しだいでいろいろな応用が考えられると思います。▼2017/01/09:浜松科学館は屋内の展示室だけではなく屋外の館庭もサイエンスパークとして重要な展示として位置づけています。屋外展示で定番のパラボラや日時計の他に、池を使ったポンプ装置や、ちょっとした茂みが作られていて昆虫や動植物などを観察する自然観察園として計画されています。リニューアルにあたっては、新しい科学館の顔としてこのサイエンスパークをどう活用するかが大切になってきます。▼2017/01/08:浜松駅前にある浜松科学館のリニューアルについて、去年の福岡市科学館の計画と同じような立場での業務の依頼をいただきました。設計作業ではなく市が科学館リニューアルするにあたってのアドバイザー的な内容です。もちろん基本的な方針は市や専門家会議で進めるのですが、展示の設計や制作側のアドバイス的な業務です。まだ具体的な内容は見えてませんが、現在の科学館は、多くの科学館を手がけている「環境デザイン研究所」の仙田満さんが手掛けた施設で館内の動線もいろいろな所に抜け道などがあり展示装置や空間の色使いもカラフルで、展示物もいろいろな体験があります。1986年に作られた科学館で、日本の科学館の一つのスタイルを作ったとも言えますが、30年前に作られたので、さすがに各部が老朽化してバリアフリーなどの対応も必要になったので、基本的に全館リニューアルという計画になったようです。私が科学館の設計にかかわるようになった時から、既に浜松科学館はあり、いろいろと勉強させていただきました。そういう意味で浜松科学館は私も好きな科学館でもありどうなるのか楽しみです。▼2017/01/07:昔から建築の内外壁などに使われていた「漆喰」(しっくい)は、左官職人がコテで塗りますが、その漆喰をコテで立体的なレリーフのような造形を「鏝絵(こてえ)」という技法があります。この鏝絵の名人として「長八」という人がいて、その人の作品紹介顕彰した美術館が南伊豆の松崎にあります。設計は「石山修武」という方で独特な造形の建築を作られている方で以前から一度行ってみたかったので豊橋出張の帰りにちょっと寄ってきました。独特なポストモダンのデザインの建築です。美術館の施工にあたっては多くの左官職人さんが参集して左官技術の技を奮っています。展示は長八さんの作品実物や左官技術について紹介されています。▼2017/01/06:2010年に愛知県岡崎市の分子科学研究所からのご依頼で研究所を紹介する展示室を作らせて頂きましたが、昨年の秋に新しい展示物を作りたいとのお話がありました。そこで研究所で研究されているテーマをヒヤリングさせて頂き、その中からわかりやすさや体験の面白さから、走査プローブ顕微鏡による原子操作の擬似的な体験装置を作ることになりました。これから装置の具体的な検討をして仕様を決めて、設計、試作、動作実験、そして年度内納めなのちょっと大変です。▼2017/01/05:新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。この写真は、年明けに西東京市にある多摩六都科学館に行った時に、帰り際に見えた「日没のダイヤモンド富士」です。本当は日の出が見られるともっと素晴らしいのでしょうけども、東京から日の出のダイヤモンド富士は見られませんからね。とりあえずは新年から良い物を見ました。
▼2016/12/11:今回は展示施設の計画ではなくて、都内に新しく出来た「水素についてのイロイロ」を紹介する施設「水素情報館スイソミル」でワークショップをさせて頂きました。私も展示の設計事務所ではありますが、科学系の展示施設が専門なので、これまでの経験である程度の科学知識と実験経験もありますので、そうした関係でお話を頂いたのです。施設が水素情報館なので、テーマはもちろん水素を使った燃料電池の実験工作です。ワークショップのお話を頂いてからいろいろと調べてみたら、意外に簡単に水素を使った燃料電池の実験工作ができるということがわかりました。塩水を入れた容器の中に、木炭(備長炭)を入れて、それぞれをプラスとマイナス電極として電線を繋ぐだけです。でもそのままでは木炭の回りにある水素が少なすぎるので、電池を繋いで「充電」ではなく「電気分解」を起こして、マイナスの電極側の木炭に水素をためます。そうして出来た水素が木炭の中の小さな穴の中で空気中の酸素と反応して電気を起こすのです。ですからその木炭に繋いだ電線に電子オルゴールを繋ぐとメロディーが流れるのです。簡単な工作で電気ができるので、子どもたちもとても喜んで体験していました。▼2016/11/03:三沢の航空科学館の検討会のために、今年は何回か東北に出張して県内のいろいろな施設を調査して来たのですが、どうしても行きたかった震災での津波の被害が大きかった三陸を回ってきました。まず盛岡で車を借りて田老という街に行きました。この街は高さ10mの防潮堤に囲まれていたのですが、その倍の高さとも言われる津波で大きな被害を受けました。その後、海岸沿いに南に下り宮古、釜石、大船渡、陸前高田と回って来ました。道中はどこの海岸も大規模な防潮堤工事が実施されていて、山から防潮堤を作る土砂を運ぶためのベルトコンベアが縱に作られダンプカーが走り回っていました。私などは津波の被害をニュースでは聞いて知っていても実感はそれほど無かったので「海岸線に10mもの防潮堤を作って海と断絶させてしまうのはどうなの?」というイメージも持っていたのですが、現地で語り部から被害の様子などを生で聞くと、そんな単純な話しでは無いな・・と実感しました。陸前高田では「奇跡の一本松」にも行ってきましたが周辺は津波でさらわれたこともあり、建物などは殆ど無く荒涼としていて、仮設の通路が作られていました。つくずく自然のエネルギーの凄まじさを感じました。▼2016/11/02:今年の初めからお手伝いさせて頂いている青森県三沢の航空科学館のリニューアル検討会のため、青森に出張してきました。写真の施設は「ねぶたの家ワ・ラッセ」と言い、青森の一大イベントの「ねぶた祭り」を紹介している展示施設です。巨大な青森ねぶたの実物が展示されていて、一年中ねぶたの雰囲気を楽しめる施設です。建物の外側をたくさんのスチールの帯板で囲み、のれんをかき分けるように一部が開かれていて出入り口となっているとても印象的な建物です。▼2016/10/07:数年前に葛飾区金町に出来た 葛飾区科学教育センター「未来わくわく館」に行って来ました。理科大が2013年に九段から葛飾区にキャンパスを移して、構内に作られた科学体験施設です。それほど大きな展示施設では無いですが、「光」「水」「空気」をテーマにしたいろいろな体験装置や、学校の校外実習や、グループなどでの科学体験が出来る実験室などがある施設です。私のところでは体験アイテムのアイデア出しなどのお手伝いをさせて頂きました。施設の周辺には団地やマンションも多く、多くの子供達が来館しています。▼2016/09/11:にかほのフェライト科学館を見た帰りに、秋田駅に戻り、秋田駅に隣接する「秋田市民交流プラザALVE」の中にある「秋田自然科学学習館」という施設に行って来ました。いろいろな科学についての体験施設です。展示の内容はpdfファイルがありました。「小さい子供などに科学への興味を持ってもらえるように」と宇宙やヒトの感覚、熱や光、エネルギーなど幅広いテーマの展示物がありました。ただ特に解説のスタッフなどはいないようで、事務スペースにいるスタッフさんが、質問があれば答えるというような感じでした。見学した印象では、体験効果がイマイチのように思える物や、内容が分かりにくい物なども多く、科学の入口として低学年や一般の方に体験してもらいたいのであれば、もう少し分かりやすい楽しい展示の方が良いかと思いました。▼2016/08/19:福岡市の科学館の関係で福岡に出張したので、ちょっと足を伸ばして、大分県日田市にある伝統的な焼き物「小鹿田焼(おんた焼き)の里に行ってきました。福岡から高速を通って日田インターで降りてから狭い山道を行くと、小さな集落があります。道沿いの渓流の水を使ってシーソー式の唐臼「からうす」で陶土を砕き、ロクロを使って飛びカンナや独特の刷毛目模様の素朴で温かい焼き物が作られています。この陶土を下す唐臼の音が山間の集落にこだまして響き独特の音風景が作られていて日本の「音風景百選」にも選ばれています。▼2016/08/06:これも現在進めている東北の科学館のリニューアル計画関連の調査です。埼玉県所沢市にある「所沢航空発祥記念館」です。所沢に1911年(明治44年)、日本初の飛行場が作られたので、航空発祥記念館として開設されました。ただ当時は飛行機がメインではなくて「軍用気球研究会所沢試験場」として400メートルの滑走路も作られたそうです。徳川好敏陸軍大尉が操縦するアンリ・ファルマン機が、高さ10メートル、飛行距離800メートル、飛行時間1分20秒を飛んだという記録が残っています。これが日本初の飛行場での飛行記録となっています。展示の内容は、ライト兄弟による人類初の動力飛行から、いろいろな国産飛行機などの記録やその実機、部品などが展示されています。▼2016/07/02:「にかほフェライト子ども科学館」という科学館に行ってきました。秋田県の日本海側の南にある人口2000人ほどの「にかほ市」にある科学館です。なぜこの町にとても立派な科学館があるかというとTDKという磁気記録媒体のフロッピーディスクや録音/録画テープを作っている企業の創業者がこの町の出身で、科学館を作って市に寄贈したそうです。展示は館名のとおり磁性体材料のフェライトについての展示がメインですが、空気や波などの展示もありました。その中のいくつかの展示物は、私が昔国立科学博物館の展示計画せ設計したものと似たアイテムがいくつかありました。館の方にお話を聞いたら、科博の当時制作を担当してくれた会社が、この科学館の展示計画をしたということでした。展示室のガラス越しに見られるように幼児が安全に遊べるような部屋も用意されていて、子供連れでも楽しめる施設になっています。また屋外にいくつか体験的な展示物があり、地元では人気の施設のようでした。▼2016/07/02:本州最北にある科学館「むつ科学技術館」に行ってきました。この科学技術館は1969年に進水した、原子力船「むつ」で使用されていた原子炉が設置されていた原子炉室がそのまま移設展示されています。(現在は海洋地球研究船「みらい」)放射能を漏らさないための厳重な防護壁で作られた原子炉室で、大きさは直径14メートルの球体のような形で、重さは3000トンだそうです。科学館に隣接する岸壁から4000トンクレーンで、むつの船体から外して科学館建屋内に設置したそうです。上部には窓があり、中の様子を見ることが出来ます。▼2016/07/02:青森県三沢市にある「青森県立三沢航空科学館」を見学してきました。航空自衛隊の三沢基地に併設されていて、科学館のすぐ横に滑走路があり、かなりの頻度でジェット戦闘機が離着陸をしていて、その音も体に振動がビリビリ感じるほどすごく大迫力です。科学館の建物はまさに格納庫そのものという天井の高い大きくガラス張りの明るい建物です。展示は航空機が展示されている「航空ゾーン」、飛行についての科学の「テクノワールド」、光や温度などの科学の「アクティブフィールド」、そして電気や磁気、その他の自然科学を紹介している「ディスカバリーランド」の4つのゾーンで校正されています。展示されている飛行機はYS-11や世界記録を持つ航研機(原寸レプリカ)など殆どが実機か実物大のレプリカなのでとても迫力がありますし、いろいろな科学展示についても良くしっかりと計画されて作られていました。じっくり見ていると1日では足りないほどの展示の量です。青森県は広いので、津軽側からのお客さんが少ないので、なんとかしたいとのお話でした。確かに、八甲田山を挟んで向こう側は距離がありますからね・・▼2016/07/02:むつ科学館の展示は、むつ関連だけではなく、1996年の開館時に、サンフランシスコにあるエクスプロラトリウムに発注して作った展示品が30数点あります。エクスプロラトリウムで発刊されているCookbookに描かれているそのままの、とても良い状態で維持されて展示されていました。エクスプロラトリムのハンズオンの展示は、暖かいぬくもりのあるシンプルな展示で、やっぱり「こういうわかりやすい展示はいいな・・」と思いました。▼2016/05/20:東北地方にある県立の科学館から「リニューアルを計画してるので、検討委員をお願いしたい」とのお話を頂きました。大変ありがたいお話なのでさっそくお請けしました。最近は設計デザインそのものというよりも、これまでの企画や設計、制作の経験からのアドバイザー的な仕事の依頼が多くなってきました。少しさびしいところもありますが、私のつたない経験がお役に立てるなら、とてもうれしいです。まだ進行中の物件なので、あまり具体的なお話を書けないですが、年内に何回か現地で検討会を開催するそうなので、これを機会に東北地方のある科学館をいろいろ調査してきます。▼2016/04/22:下水道関係の展示施設での夏休みワークショップのテーマについて相談が来ました。たまたま今春まで九州で進めていたのも、下水道関係の広報施設の仕事なので、下水道についての基礎知識もあるので、お請けすることにしました。子供向けのワークショプですので、下水道そのものというよりも水の中の泡だとかサイフォン現象だとかについてのアイテムなどで提案しようと考えています。都内には下水道についての展示施設が2箇所あり、一つは東京都が開設している「虹の下水道館」という施設で、もう一つは東京西部にある小平市が開設している「ふれあい下水道館」という施設です。この「ふれあい下水道館」には、何と本当に下水が流れている下水本管の中に入れるのです。施設が下水本管の上に建っていて、地下5階まで降りて、直径3mほどの中に渡り廊下のようにブリッジがあり、下水管の中に入れるのです。ガラスで仕切られているわけでも無く、生の下水管の中の空気を体験出来ます。▼2016/05/23:JICAさんの提案デザインコンペに参加し、今回私どもの提案を採用して頂きました。東京市ヶ谷の「JICA地球ひろば」で2016/5月〜8月まで開催されている企画展「学び・未来・よりよい世界に!」の展示デザインをさせて頂きました。内容は、発展途上国などで、子どもたちの学ぶ環境を改善しようというテーマで、災害や紛争などで難民となっていたり、大人たちの無理解で学校に行けない子どもたちの実態を紹介しています。そうした実態に国連がUNICEFを通じて支援したりしています。展示の計画の中で、こうしたいろいろな実態を知ると、私達に何が出来るのかを考えさせられてしまいます。ただ、こういった実態紹介とメッセージ的展示というのは、どうしても文章や写真などのビジュアル主体の展示になってしまい、来館者の興味を引きにくいので、多少でも展示物に触れて、動かして、なにか記憶に残ってもらえるような展示を考えました。もし、お時間がありましたらご高覧頂ければ幸いです。▼2016/02/10:長崎市科学館のリニューアルのお話があり、ちょうど別件で福岡に出張があったので長崎に寄って科学館を見てきました。科学館の開館はかなり古く1997年なのでもう20年経っていいます。展示のテーマは長崎の植生や地質などの自然史から、天文宇宙と幅広いのです。理工系の展示は無く理工系に多く見られるハンズオン展示も少なかったです。今回のリニューアルではそのあたりも盛り込みたいのではないかと思割れます。展示室は扇型の形をしていて、入口は扇のカナメの部分から入るようになっています。中に入ると展示室内の天井はとても高くフロアは4段ほどの高さの違うフロアになっていてスロープや階段で登りながら見学することになります。一番奥にサイエンスショーのコーナーがありました。入ってすぐの所に巨大な動くカマキリの模型がありましたが、なかなかよくできていました。また地質のところには「褶曲」という地層が圧力で曲がって出来た地形の実物大レプリカがあったります。途中には地震体験装置があり、大型スクリーンの付いたステージに10人ほどが座りステージ全体が揺れ動くという装置です。これはあまりリアリティありませんでしたが、もう一つ宇宙のコーナーに座席が映像とシンクロして動く装置があったのですが、名前は忘れましたがこちらは結構強烈に動きました。科学館の建物自体は環境デザイン研究所という、全国の科学館を多く手がけている建築事務所の設計なのですが、展示室などのインテリアのデザインや材料などが、同じ時期に作られた多摩六都科学館と似た部分が多かったです。まあ両方とも同じ設計事務所の設計なのですが、共通のディテールだから設計のコストダウンが出来たらろうな・・・などと思ってしまいました。
▼2015/12/31:2015年も大晦日になってしまいました。今年も色々な仕事をさせて頂きました。JICAの関係で活動紹介の展示の計画や、新しい科学館計画のお手伝いをさせて頂いていた福岡では、また別件でお仕事をさせて頂いたり、ノーベール賞を受賞された梶田先生の関係のニュートリノを紹介するお仕事など、いろいろな仕事に恵まれて、念願だったエクスプロラトリウムにも行くことができた実りの多い一年でした。来年もまだまだいろいろやってゆきたいと思います。▼2015/11/24:カルフォルニア自然史博物館は屋上に芝生の小山がある特異な建築です。その屋上の小山の下は、地下から屋上までの巨大なガラス球体が収まっています。その球体の中は歩道があり、水中から地上、樹木層、樹冠層となっていて地球の生態系を構成したバイオスフィアのイメージのようです。地下には巨大な水槽があり魚が泳いでいる様子を見ることが出来ます。その水槽の裏側に回ると水槽の下部のアクリルが展示室内に飛び出していて、魚が回遊してきたり、貝類やイソギンチャクなどの生態を見ることが出来るのです。地上階では地球そのもののについての展示で、地球の構造や動物の剥製なども展示されていました。展示としてはかなりダイナミックなハデな展示ですが、わかりやすいかというとどうなんでしょうね。圧倒されたことは確かです。▼2015/11/17:シリコンバレーの中心地、サンノゼに行きました。サンフランシスコから70Kmほど離れてますが、電車の本数も多いです。ここにはTEC Museumという科学館があり、シリコンバレーにあるハイテク企業など300社が出資して作られたテクノロジー系の科学館です。内容は電子工学、宇宙探査、テクノロジー、ロボット、素材やバイオなどのテクノロジーをテーマで構成されています。この写真のアイテムは宇宙船のドッキング体験の展示で、エアホッケーのように床からの空気で少し浮いてる仰向けの寝台のような椅子に寝て、手元のジョイスティックで自由な方向に移動出来るのですが、ピタッと止まる事は難しく惰性で動いてしまいます。この椅子に座りジョイスティックを操作して天井に設けられたターゲットに座席から出ているレーザーの光を合わせるという体験アイテムで、宇宙船のドッキングゲームのような体験アイテムです。他にもセキュリティの展示として暗号のしくみとかシリンダー錠の仕組みを紹介する展示などがありました。▼2015/11/30:エクスプロラトリウムから帰ってきました。いや〜素晴らしかったです。大いに刺激を受け、たっぷりとエネルギーを充電させてもらいましたので、気分一新でさらに楽しい科学館の設計にチャレンジして行きたいと思います。そもそもエクスプロラトリウムは1969年にできた科学館(科学教育館?)ですが(2013年に現在地に移転)、とても革新的な科学館で、日々独自な体験的な科学アイテムを開発していて世界中の科学館に影響を与えているのです。展示物の制作にあたっては科学者だけでなくアーティストも参加して、いろいろな展示を企画し、制作も館内にある工房でされています。館内もとても広くいろいろなテーマに分かれているのでとても1日では廻りきれないほど広いのです。物理系の展示、感覚系の展示、植物系の展示、生物系の展示など広いジャンルを扱っています。私はこの科学館の企画設計をするようになったきっかけも、この館の存在を新聞や本で知って、こうした施設を計画するのを仕事にしたいと思っていたのです。ただ自営業ですと、時間もお金も無かったですからなかなかサンフランシスコまで行く事ができませんでしたが、ようやく念願かなって見に行くことが出来ました。▼2015/11/17:この虹色に輝く展示室は、展示室の高い窓に分光フィルムが貼ってあるようで、外の光がそのフィルムで虹色に分光されて、それが室内に虹色の光を映し出しているのです。この辺の感覚もすごいな・・と関心しました。サンフランシスコには3日滞在して3日ともじっくり時間をかけて楽しんできました。▼2015/11/17:明後日11/19よりサンフランシスコの科学館調査の出張に行きます。この科学館の設計という仕事を始めた35年前から行きたかった科学館「エクスプロラトリウム」など、シスコ周辺の科学館を調査してきます。30年前のもっと感受性の豊かな時期に行っていれば私のデザインセンスも変わっていたでしょうが、当時は忙しくて時間的にも、また予算的にも余裕がありませんでした。今回の調査出張の報告は、またあらためてさせて頂きたいと思います。▼2015/10/30:なかなか公開出来ないでいた仕事は福岡市の新しく出来る科学館の計画でした。民間活力を利用して行政負担を少なくしようということで ▼2010/12/27:今年の暮れは、去年から続いている中部地方の大型科学館の仕事で忙しく過ぎようとしています。その科学館は来春の3月にオープンなので、この秋ごろからは超追い込みモードで、毎週のように中部圏に出張して、工場で装置の実験や、解説用グラフィックの内容の打合せ、施工の細かい打合せなどをしてきて、ようやく現場に展示室の形が見えてきています。いろいろな新しい展示装置もたくさん計画されていて、計画したとおりに動かなかったり、より効果的な展示装置となるように実験を繰り返して、ほぼ決まりました。年明けからは、展示の細かい調整や、実物展示の調整などの最終調整作業です。今年も皆様のおかげで、楽しい仕事に出会えました。ありがとうございました。・・・それにしても、今年はホームページの更新が少なすぎました。来年はもっと更新したいと思います。▼2010/12/09:2001年に計画した京都府木津川市にある「きっず光科学館ふぉとん」に行ってきました。今年の春頃に、「仕分け候補に挙がったみたい」といううわさを聞いたので、とても気になっていたのです。そこで京都出張で一日自由時間が取れたので、寄って来ましたが、まだまだ健在でした。確かに京都府とは言っても、奈良との県境にあり、アクセスも奈良駅から車で20分ほどと、ちょっとアクセスが悪いこともありますが、内容としては自分で言うのもなんですが、結構楽しめると思うのですけどね・・。確かに私が行った時も人は少なかったです。日本でも少ない「光をテーマ」にした科学館ですから、もっと有効に活用して頂けるといいのですが、確かに内容としてはちょっと高度ではあります。でも小さい子供でも楽しめるアイテムもいろいろとあるので、このページをご覧になった方もぜひ行ってみて下さい。▼2010/05/11:分子科学研究所の展示室は、ようやく完了しました。正式公開は、もう少し先になりますが、展示室の概要をこちらで見ることが出来ます。分子研で研究されている内容はとても高度で難しいのですが、そのままでは一般の人にはチンプンカンプンとなってしまいます。そこで多少無理してでも、研究内容に楽しく近づけるように工夫した体験装置を盛り込んでいます。中学生にはちょっと難しいですが、高校生以上であればだいたい内容が理解できるように計画しています。▼2010/01/28:前に書いた岡崎の施設ですが、いろいろな手続きを経て、ようやく施工に進む事になりました。展示アイテムには、もう少し実験して動作を確認しなくてはならないアイテムなどもありますので、これからそれらを実験したりして、製作に反映してゆきます。ただ年度末の工事になってしまったので、いろいろな業者さんも他の物件と納期が重なっていたりしてバタバタになってしまうのが心配です。 ▼2009/12/25:去年から進めていた愛知県岡崎市にある「大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 分子科学研究所」という、とても長い名前の研究所の、展示室の展示設計を納めました。この研究所は分子の働きや動きを調べたり、タンパク質形と機能の研究など、幅広い分子世界の基礎研究をやっていて、お話を聞いてもとても難しい内容でした。しかし、昨今の社会情勢の中でこのような公共の研究所が、何を研究し、どう社会に貢献しているかを多くの人に知ってもらう事がとても重要になって来ました。そこで新たに展示室を作ることになり、当方にご依頼があったという次第です。▼2009/12/04:先日、羽田空港のロビーの各所で、いろいろなテクノロジーアートの作家さんたちの作品を展示する「空気の港」というイベントが開催されていました。羽田の第一ターミナル、第二ターミナルと京急の連絡通路などのパブリックスペースを利用して各所に19もの作品が展示されていて、視覚のちょっとしたあそびや、羽田空港の各場所の炭酸ガス濃度を見せたり、空港に出入りする飛行機のシルエットを天井にLEDで映し出したりなど、とても面白いかったです。京急の長い通路を利用して、音の伝わる早さを利用した体験展示や、「カルマン渦」という空気の流れの性質を利用した鈴木康広さんの作品「まばたきの葉」(写真)など、科学的な要素がさりげなくアートとして盛り込まれていて、とてもすばらしいです。このような科学の要素をシンプルに勉強的ではなくメッセージ出来るような展示をいつかはやってみたいと思います。▼2009/08/31:現在、生体の分子関係の展示の計画をしているのですが、なかなか難しいです。なんせ、分子というのはミクロの世界で見えないのですし、どうしてもグラフィックや映像などに頼らざるを得ないので実感が乏しいと思うのです。いろいろと調べてみたらニューヨーク州にあるコールドスプリングハーバー研究所という歴史のある生命関係の研究施設の庭には、このようなタンパク質のオブジェが置かれたりしているようです。タンパク質というのはコンピュータグラフィックでよく見るのですが、不思議な形をした立体ですから、それが、こういうような等身大の大きなオブジェとしてあると、なんとなく面白いですね。《オブジェ画像:東北大教授 大隈典子さんのサイトより引用させて頂きました》▼2009/06/04:先日、この巡回展のお手伝いをさせて頂きました。まずは東京上野の国立科学博物館で 5/30日から始まりました。今後の巡回スケジュールは、仙台市天文台 7/25〜、新潟県立自然科学館 9/5〜、名古屋市科学館 10/17〜、大阪市立科学館 12/5〜と来年の1月まで巡回します。この巡回展のテーマは、現在の宇宙観測が「可視光」から、赤外線や電波など「いろいろな波長の光」を観測して、より遠くの宇宙のことや見えていなかった宇宙の様子が分かるようになってきた・・というような内容です。光での観測だけではなく、コンピュータによる計算天文学による成果なども展示されています。▼2009/02/17:温度を可視化したすばらしい展示を見ました。先日、造形作家の「松本秋則」さんという方の個展を見てきました。その展示会は「タイオン演奏会」というのですが、「タイオン」とは写真のようなオブジェなのです。この「タイオン」は、その真下で見ている観覧車の体温が作る上昇気流を羽に受けてゆっくりと回るのです。そして、その羽と連動した腕木が放射状に並んだ竹の棒の植えの棒を転がして音を奏でます。自分自身の「体温」という温度を、可視化し、さらに音に変換するという「温感」から「聴覚」という変換がとても素晴らしいと思います。▼2009/01/01:明けまして、おめでとうございます。本年もよろしくどうぞ。今年は早々に新しいプロジェクトが始まるので、とても楽しみにしています。展示設計を30年やっていますが、まだまだ力不足を感じています。科学館を見に来てくれる子供たちのためにも、もっと勉強して、さらに良いものを作れるように努力してゆきたいと思いますので、よろしくどうぞ。▼2008/12/30:今年もあと一日となってしまいましたが、今年は2007年から継続していた科学館の新館展示計画に参加していて、8月に設計が完了しました。展示工事の着工は来春からで、完成は2011年の春の予定です。また秋口には、このホームページをご覧になった科学系の公立の機関から広報展示室の展示設計の依頼が直接コンタクトでありました。年末には科博の企画展の提案コンペに参加して当選したりと、社会情勢はいろいろと大変な年ですが、私としてはとても良い年でした。▼2008/11/06:先日、大宮の「鉄道博物館」に行ってきました。ちょうど連休の最中だったので、家族連れでとても混んでいました。見ての印象としては、とても解説が少なくて、私としては物足りない印象でした。まあ、実物の車両やSLなどがあり、圧倒的に存在感があるので、細かい解説などは別に調べなさい・・ということなのかもしれません。▼2008/09/01:昨年の夏より進めていた某市の科学館プロジェクトも設計作業は完了しました。今回の計画もそれぞれのアイテムでの体験性はそれなりにあると思うのですが、少しデザインをしすぎてしまったかな・・という思いがあります。いつも思うのですが、なかなかアメリカのエクスプロラトリウムのような、不要な意匠をそぎ取って、現象そのものにじかに触れられるようなデザインの体験装置を計画するのはとても難しいです。これはデザインの問題だけでなく、いろいろな現象についても知識を深め、必要に応じて模型での実験などをして思考錯誤しながら進める必要があるかと思いますが、とにかくもっと勉強しないといけませんね。▼2008/07/19:うっかりしていたら、前回の更新から半年も過ぎてしまいました。去年より進めている某市の科学館のプロジェクトも締め切りが目前となってきて、とても忙しくしています。この科学館は全部で7フロアあり、私はその中の理工系の展示を担当しています。理工系の展示アイテムなどは、ある程度「定番」というようなアイテムがあります。そうした「定番」アイテムは、これまでに幾つも作っているのですが、作るたびに「もっと面白くならないか・・」などととても迷います。▼2008/02/29:年明け早々から現在進めている科学館のプロジェクトの作業で忙しくしていたら、もう2月もおしまいになってしまいました。現在進めている科学館も理工系です。物理系のテーマというのは体験展示の装置にしやすいのです。化学系も何とか体験展示にしたいとかねがね思っているのですが、基本的には化学反応などのリセットが簡単に出来ないので、難しいのです。仙台の科学館ではちょっと大掛かりな自動装置で、香料の調合や、ルミノール反応など、いくつかの化学実験を見せています。維持管理は大変だと思いますが、がんばっているな・・と思います。▼2008/01/04:新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくどうぞ。昨年もいろいろな科学館の設計に参加することが出来ました。また、上海の科学館をはじめ、旭川や釧路などの科学館、旭山動物園などを見学してきましたが、まだまだ勉強が足りないとつくづく感じています。今春は、現在進めている科学館の設計作業が追い込みに入りますので、よい施設がつくれるようにさらに気を引き締めて行きます。 ▼2007/11/10:上海の科学技術館に行ってきました。上海科学技術館は2001年12月にオープンし新しい科学館です。《写真アルバムはこちら》自然史から人体、生命、情報、理工と幅広いジャンルを網羅しているとても大きな科学館で4時間の予定で見学したのですが、とても大きく広いので、駆け足でした。展示設計はアメリカの展示会社だそうです。まだ中国はこうした文化施設のインフラが整備されていないのですが、2010年の上海万博もあり、今後は多くの科学館が作られてゆくでしょう。▼2007/09/30:科学館などの公共施設の仕事を受注するにはプロポーザルと言って、全体の概略予算の中で、概要計画を提案して、その提案内容で採用不採用が決まるというようなプロセスでプロジェクトを受注します。そのコンペやプロポーザルなどの作業は、大変なマンパワーと予算を使うので、私達のような小さな事務所で受けることはとても難しくなっています。そこでそうした仕事をこなせる会社のプロジェクトに参加して、一翼をお手伝いするだけですが、それらを勝ち抜いてゆかないと、仕事になりません。今回そうしたプロセスを経て、新しく大きなプロジェクトが決まりました。まだ詳細はお話できませんが、私にとってはこの業界に入って最初に手がけたとても思い出の深い施設でもあり、どうしても今回の計画には参加したかったので、プロジェクトが取れて、またそれに参加することができてとてもうれしいです。今後2年ほどかかります。▼2007/06/10:仕事で関係のある三重県のデザイン事務所のサイトを見ていたら面白い企画をやっていたので、早速応募、出品してみることにしました。昔からある蚊取り線香のブタ「蚊遣りブタ」をモチーフにした造形イベントです。久しぶりの粘土細工の工作で楽しかったです。名づけて「世界の情報を飲み込む-Boogle」▼2007/03/10:先日住いの近くの児童センターで、空気圧の実験の定番「ドラム缶つぶし」をやりました。普段は計画するだけで、いろいろな現象や実験の話は知っていたり聞いたことがあっても、実際に自分で実験してみるということも科学館の設計には大切ですね。なかなかに面白い実験でした。詳細は >>ブログで▼2007/02/26:私の仕事は公共工事が多いので、2月末になってきて年度末が近き、仕事の追い込みでなんとなくあわただしくなってきてます。私の事務所では現在国内の某施設のリニューアルについての計画を進めておりますが、とてもここに書くわけには行きません。近年は公共事業が縮減しているので、小さなパイを同業他社さんが追いかけていますからね。他にもいくつか進めていますが、これらが全部、春から動き出すといいですが・・どうなりますやら。▼2007/01/01:明けましておめでとうございます。旧年中は大変にお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。今年は年賀状とWebの連携を試みてみました。この左の画像をクリックすると、アニメーションが動きます。内容的にはイマイチかもしれませんが、お楽しみください。 ▼2006/12/30:いよいよ2006年も残り2日です。今日は、この年末に忙しくて手をつけられなかった年賀状を作っています。今年を振り返ってみますと、今年は中国のプロジェクトに始まり、年末も追われました。しかし、中国というこれからますます発展するであろう国のプロジェクトに参加できて、とても貴重な経験が出来ました。また来年も大小いろいろな計画に参加して少しでも社会の役に立てればと思います。▼2006/12/03:前回ここで書いた海外のプロジェクトは中国の地方都市に作る科学館のプロジェクトです。かなり忙しいスケジュールで、作業量も多いのですがこれまでの経験を生かせるので、とても楽しいです。またこれは別件ですが、中国の(・・とは言ってもこれは日本の「中国地方」=山陽地方)ですが、これまでに無かった資料を展示する小さな博物館を作りたいという話が来ました。この件で先日現地調査と、打合せに行ってきました。▼2006/08/23:先月まで忙殺されていた海外科学館プロジェクトのコンペは、なんとか獲得できました。短期決戦の仕事なので来月からこの仕事で、また追われる日々が続きそうです。国内でも大型科学館の話もあるので、そちらもやりたいし・・どうなりますやら。▼2006/07/27:今、コンペの締め切りに追われています。4月に書いた大きな科学館のプロジェクトで、その作業です。私の専門は理工系の科学館ですが、いつやってもコンペはシンドイです。でもコンペを勝ち取らないと仕事になりませんからね。結果が分かるのは8月の末頃になるでしょう。さて、どうなりますやら。果報や寝て待て・・▼2006/05/06:先日計画した光をテーマにした企画展「Colrsof Light」展に行ってきました。詳細は >>ブログで▼2006/04/19:新しく科学館のプロジェクトが動き出しました。かなり大きな科学館で、非常に楽しみです。まだ具体的な詳細を公開出来る段階ではないので、おいおいご紹介します。▼2006/03/30:都内の科学展示施設で光の色と科学をテーマにした春休み向けの企画展を計画しました。いろいろな光源を分光してみたり、赤い光と青い光の違いなどをテーマにしています。詳細は後日・・▼2006/03/15:年初来更新していなかったので、3月まで新年の挨拶が出ていてマヌケでした・・・先日、一昨年より計画を進めていた「「郡山ふれあい科学館」の改修工事が完了して、OPENしました。今回のメインは「びっくり実験ラボ」というスタジオを作ることで、この科学館では従来から実験実演を多く開催していていたのですが、今後はさらに実験実演主体の科学館へなってゆくと思いますので、楽しみです。▼2006/01/01:新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。さて、昨今の公共事業の縮減で、博物館などのプロジェクトも少なくなって来て、今後はさらにその質を問われるようになって来ています。私たちもその責任を自覚し、さらに勉強し、よりよい施設を作るように努力してゆきたいと思います。 ▼2005/11/11:旋光という現象を見る装置を作りました。科博で2005年11月12日(土)〜12月18日(日)に開かれた企画展「日本の科学技術者展」の展示物で、溶液の濃度を調べるのに、旋光という現象を利用して計る装置(旋光計)があり、その原理体験装置を作りました。▼2005/10/21:科博新館の展示工事の記録が、科博のホームページで紹介されています。私も写真に写っていました。新館II期展示レポート地下三階の様子の写真中央のデニムシャツを着ているのが私です・・▼2005/09/16:なんと、国立科学博物館の新館の展示デザインが、あの工業製品によく見られるグッドデザイン賞「Gマーク」にを獲得したそうです。日本産業デザイン振興会のサイトで10/3より紹介されています。博物館の展示のデザインで、このような賞を獲得出来たのは大変に珍しいことです。だからと言って私のところに賞状や楯がもらえるわけではありませんが、ありがたいです。▼2005/08/03:当事務所も設計に参加させて頂いた国立科学博物館の新館2期プロジェクトについて、「日本ディスプレーデザイン協会」(DDA)より大賞「グランプリ」を頂くことになりました。また、同時に「研究開発賞」というのも頂いたようです。とりあえずはありがたいことです。▼2005/07/14:愛知万博に行ってきました。当たり前ですが、混んでいてメジャーなパビリオンは見られませんでしたが、マイナーなパビリオンをいくつか見ましたが、立たされての映像ばかりでいやになりました。多少でも実物展示があると、興味を持ってみることができるのですが、イメージ映像みたいなのばかりで閉口しました。レポートは >>こちら▼2005/07/06:まだ正式発表されていないので(たぶん8月ぐらいに発表かと・・・)、あまり大きな声では言えないのですが、科博の新館二期の展示設計で、なにやら賞が頂けることになったそうです。計画の一翼を担った当社としても嬉しいですね。▼2005/06/25:横浜こども科学館を見てきました。去年一部の展示コーナーのリニューアル提案コンペがあり、私もそのコンペに参加したのですが、選外となってしまった。そこで、勝ち組がどのような展示物を作ったのかを見てきました。「あれならば私の方が」と思ったのはもちろんです」詳細は >>ブログで・・・▼2005/06/21:自然エネルギーの里(?) 大分県日田市の小鹿田(おんた)に行って来ました。レポートは >>ブログで▼2005/06/17:ホームページをほぼ5年ぶりに全面リニューアルしました。紺屋の白袴で、なかなか自分のサイトに手を掛けられないでいたのですが、今後は見て頂いた方に少しは楽しめるような記事を増やしてゆきたいと思います。 |